顔のシミ

娘が顔のシミを引っ掻いてくる

まるで泣いている最中のような真っ赤な顔をして仕事や家事に奮闘しているのですが、こんな私の容姿を作り上げてくれたのは愛娘です。

 

幼稚園に入園したころから私の顔にできたシミが気に入らないらしく、暇さえあれば引っ掻こうとするのです。

 

私が起きている時間帯は手でガードできるのですが、昼寝していたりゴーグルを装着して仮想世界を楽しめるゲームに興じているときには引っ掻き攻撃を防ぎきることはできません。

 

子供にしては強い力で爪を立ててくるので、肌が荒れて困っています。

 

顔のシミさえなければ愛娘はイライラしないで済むのですが、こればかりは私の力で何とかなるものではありません。

 

そもそも何故顔のシミを憎んでいるのかを愛娘に聞いたことがあり、そのときには感動してしまいました。

 

結論から言えば、私の顔のシミは悪魔の化身だと思い込んでいるようなのです。

 

たしかに禍々しい模様を形作っているので、子どもからしてみれば恐ろしいものに見えるかもしれません。

 

つまり、私の体の中を知らず知らずのうちに蝕んでいる元凶が顔のシミというわけです。

 

毎日のように心因性の腹痛で苦しんでいるので、余計に愛娘を勘違いされているように思います。

 

そんな親思いの娘ですから、引っ掻き攻撃をすること自体が変だと考えるはずです。

 

実は、引っ掻き攻撃を受けている最中は体にシミの意識が憑依しているので、私は苦しんでいないと信じているのです。

 

突っ込みどころ満載の理由なので、一から十まで説明するのも面倒です。

 

(高知県 はやけいさん)